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開発者:本並
1998年アイシン精機(株)入社。入社当時から福祉用具の開発に従事。
アイシンにおける介護ベッドの第一人者である。
ジャストベルグランドの開発では、若手を指揮し製品化をまとめ上げた。 |
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| 「背ラーク」機構はどのような発想で開発されたのですか? |
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介護ベッドの一般的な背上げでは、背を上げるにつれて床板で肩から背中の部分を押してしまうため、おなかがつぶされるような圧迫感(腹部の圧迫)がありました。これを、解消しようと考えた結果が「背ラーク」機構です。
まず、腹部圧迫の原因を解析してみました。すると、寝ているとき(仰臥位)は、骨盤が寝ているわけですが、その状態から背上げすると骨盤が寝たままとなり、腹部の圧迫が発生しやすいことがわかりました。つまり、骨盤を起こせば腹部の圧迫が解消できるのではないかと考えたのです。しかも背上げに必ずともなう体のずれも最小限にできるのではないかと考えたのです。 |
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| 「背ラーク」の機構は特徴的な動きをしますね。 |
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はい、骨盤を起こせばいいのは分かったのですが、それを実現する機構を考えるのは時間がかかりました。そんな時、ひらめいたのがアイシンで作っている乗用車用のランバーサポートの機構です。 乗用車のランバーサポート機構は腰椎を支えることで姿勢を安定させ長時間の運転での疲労低減をするものですが、そのときの姿勢は骨盤が立っていることに気が付いたのです。これをベッドに応用したのが「背ラーク」機構です。ですから、床板がせり出し腰椎を押し上げる動きをするんです。 |
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| この開発で苦労した点は? |
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| 背上げしながら、床板で腰椎を押し上げるタイミングと量を最適化するリンク機構は試行錯誤しました。何パターンもタイミングを変えてみたり、押し出し量を変えることで、どなたにも効果を実感していただけるものになったと思います。 |
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| 背上げ動作がリモコンの1ボタンで行なえるんですか? |
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| はい、「おまかせモーション」は、従来の3モーターベッドでは、背を上げる際、背上げボタンと膝上げボタンを交互に操作することで最適な姿勢を作っていましたが、操作が複雑なため習熟するのが大変でした。「おまかせモーション」はその複雑な操作を1ボタンでできるように最適化したものです。ですから、介護に不慣れなご家族でも安心して操作をすることができます。
「おまかせモーション」は背上げを行ないながら最後に膝が下がるので、端座位への移行もスムーズに行なうことができます。
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| 最後に、今後開発されていく上で、何に注目し、どんな商品を目指しますか?
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| ベッドだけでなく、組み合わせて使うことで、離床したときにも快適に過ごすことができる、生活シーンを拡大できるような商品作りをしたいですね。 |
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