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開発者のこだわり
タオライトII
ジャストベルグランド
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開発者のこだわり
Vol.01 タオライトII
開発者:結城
1989年アイシン精機(株)入社。ブレーキ関連の開発に従事。その後、異動し、電動車いすの開発に関わる。現在は、利用者の使い勝手にこだわり、電動車いすの開発を統括する中堅技術者である。
point1 生活範囲を拡大する機能について
「利用者の“足”となり生活範囲を拡大すること」を目的に、必要な機能を考えました。
走行距離20kmは従来品の倍の距離が走れるんですね。
技術的にはバッテリーをニッケル水素バッテリーにして容量をアップしたことと、電流量の制御を最適化することで従来品の倍の距離を走行できるようになりました。従来品は約10kmの走行距離でしたから、往復を考えると片道約5kmの走行距離です。坂道や加減速を考慮すると実際には片道3〜4kmが実力でした。これでは、近所の病院や、スーパーへの買い物の往復が精一杯の距離です。タオライトIIの走行距離20kmがあれば、病院の帰りに喫茶店や本屋や友達の家に寄ったりする余裕ができます。また、公共交通機関や車と組合わせてもらえば、より生活範囲が拡大し、生活にも潤いをもたせられるのではないかと思っています。
重量20kgは業界最軽量ですが、達成方法と軽量化のメリットは?
達成方法の第一はフレームの軽量化です。フレームの軽量化は強度との背反事項になりますが、コンピューターを使った解析により強度を充分確保した上で薄肉化に成功しました。 第二は駆動方式を直軸タイプにして他社品や従来品にあった駆動用ハブを廃止したことです。これは重量だけでなく、見た目の軽快感にもつながっています。
メリットは2つあります。1つは自操でハンドリムを操作する時の軽さです。自分の腕の力で、自分の体重と車いすの重さを動かすわけですから、車いすが軽くなればそれだけ楽に操作ができるようになります。

もう1つは、介助される方がタオライトIIを車に積むときの軽さです。タオライトIIは折りたたみができ、折りたたみ幅も小さいのでトヨタのビッツにも積むことができますが、重ければ積み下ろしもおっくうになりますよね。20kgであれば、ご家族の方に車に積んでいただき一緒に旅行などに行く機会も増えるのではないでしょうか。
走行時の音が51dB(当社測定値)とありますが、どれくらいの静かさなんですか?
数字で表現するとイメージしにくいかもしれませんね(笑)。簡単に言うと、静かな事務所で黙って仕事をしている時の静かさと同じくらいだと思って下さい。この静かさには駆動ユニットのギヤの精度が重要なポイントになっています。この静かさも生活範囲を拡大するのに重要な要素なんですよ。例えば、病院や図書館や美術館の中で走行音が気になるレベルでは、周りの人に気を使って気軽に行くことができなくなってしまいますよね。タオライトIIならそんな場所へも気軽に出かけていただけると思いますよ。
point2 安心のセーフティ機能について
「使いやすさを考えたセーフティ装備」で出かける気持ちを応援します。
タオライトIIはセーフティ機能も充実しているとのことですが。
はい、タオライトIIは坂道でジョイスティックから手を離しても自動的にブレーキがかかる電磁ブレーキが標準装備です。また、左右どちらかのクラッチを操作することで、両方のクラッチ操作が行える左右クラッチ連動ユニットも片麻痺などで両方のクラッチ操作が難しい方にお勧めです。
最後に、今後開発されていく上で何に注目し、どんな商品をめざしますか?
車いすは、利用者の方にとって“足”となるものですから、単に性能が良いだけでなく、安全で使い勝手のいい車いすが理想です。そして、外出することが楽しくなるような車いすを開発していきたいです。
タオライトII製品情報
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