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最適な自立支援を提案するためのアドバイスをお届けします。
市川先生 PROFILE
東京都補装具研究所で福祉用具の研究開発を手がける。1997年から東京都福祉機器総合センターで主任技術員、2001年に福祉技術研究所を立ち上げる。福祉用具の選び方について執筆やテレビ出演も多い。今年の国際福祉機器展においては、セミナー講師を務め、ケアマネージャー・ヘルパーからも高い信頼を集めている。
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COLUMN03
自立支援と賢い用具の使い方 第3回
介護技術を補うのが福祉用具です
1 ヘルパーの介護技術は難しい
在宅介護をされる家族のみなさんが、ヘルパーと同じやり方で介助をすることは難しいでしょう。
解説本や、短い時間のレクチャー、ヘルパーの真似で、適切な介助はできないと思います。
ヘルパーは、長時間の講習などで介護技術を習得しています。それでも、「上手く介助できない」と悩まれています。それほど介護技術は難しいのです。
ヘルパーは介助のプロです。家族のみなさんは介助のアマチュアですから、それに合った素人向けの方法を考えなくてはいけません。
2 介護で腰痛になっちゃダメ
アマチュアの家族がヘルパーのように介助することは無理です。
介助の専門的な訓練を受けているヘルパーですら、介助で腰痛になります。正しい方法で介助ができていれば身体を痛めることはないのですが、無理な介助動作(力任せなど)や技術の未熟さが原因で、腰痛になるヘルパーは多いのです。
それほど介護技術は難しいのです。家族がヘルパーの見まねで介助しても身体を壊すでしょう。
誤った介助方法を行うと、介助される方に怪我をさせることもあります。無理な体位変換による骨折や、転落、転倒などがあります。見まねの介助はやめましょう。また介助される方に不安感を与えることにもなります。
3 素人ができる介護技術とは
身体に障害のある高齢者を介助することはアマチュアにとって難しいこと。自分の身体だけで介助するにはきちんと教育を受けたプロでなければやれないと思います。
100日間の研修でも、高度な介護技術は習得できるかどうか。在宅介護を担う家族=アマチュアでもやれる介助技術を考えなくてはなりません。
介助される方の身体状況に応じて様々な介護技術が要求されます。とくに身体状況が悪くなると、難しい介護技術が必要になります。
介護のアマチュアである家族のできる介護技術は簡単な説明や、2〜3日の講習で習得できる方法でなければ上手くいきません。
4 素人の介護を手助けする福祉用具
在宅介護をする家族(=アマチュア)に向くのは、道具(福祉用具)を使った介助です。
プロじゃなければできない部分を、技術がなくてもできるように手助けするのが道具です。
例えば端座位にするとき、昔は首の下に手を入れてよいしょと持ち上げていましたが、今はベッドの背上げ機能を使います。素人でも上手く起きあがらせることができます。
このように福祉用具を使った介護技術でアマチュア向けに考え直しましょう。
まとめると・・・
家族介護向けの福祉用具とは
(1) 介護技術はとても難しいので、技術不足を福祉用具で補いましょう。
(2) 介護のプロであるヘルパーと同じ介助方法は危険。上手に福祉用具を頼りましょう。
(3) 技術がなくても簡単に使いこなせるものが、家族介護向けの福祉用具です。
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