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市川先生の介護コラム
最適な自立支援を提案するためのアドバイスをお届けします。
市川先生 PROFILE
東京都補装具研究所で福祉用具の研究開発を手がける。1997年から東京都福祉機器総合センターで主任技術員、2001年に福祉技術研究所を立ち上げる。福祉用具の選び方について執筆やテレビ出演も多い。今年の国際福祉機器展においては、セミナー講師を務め、ケアマネージャー・ヘルパーからも高い信頼を集めている。
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COLUMN05
ケアプラン重視で介護ベッドによる自立支援 第1回
認定度で介護ベッドを選ぶと失敗します
1 要支援、要介護1なら1モーターという選び方はNG
要介護度が同じだからといって、ベストマッチする介護ベッドは人それぞれです。
要支援や要介護1といった比較的身体状況の良好な方だと3モーターベッドは不要だと判断する方がいますが、それでは最適なベッドを選べません。
要介護5なのですが、背上げ機能を使うと急性低血圧になってしまう方がいらっしゃいます。このケースでは介助するときに使う昇降機能があれば十分です。
身体状態が悪いほど多機能モデルが必要という思いこみで介護ベッドを探すと失敗することがわかるでしょう。
2 どうして背上げ機能が必要なのか考える
介護ベッドには様々な機能があります。背上げ機能にしても、どうしてその方に必要なのか、使い方を考えなければいけません。
要介護1でえん背のおばあちゃんがいます。行臥位では寝られず、いつも側臥位です。この方は背上げ機能を使って、一人で寝返りするようになりました。
要介護1の方ですが起きあがるのが大変だからとベッドで横になる時間が長かったのですが、背上げ機能を説明して離床を促し、疲れたら横になる生活になりました。
どうしてその機能が必要なのか、身体状況やケアプランから考えることで、そのかたにベストマッチな1台を選ぶことができます。
3 ケアプランに合わない機能は使われない
ケアプランに合わない介護ベッドを使うと、欠点ばかりが目立ってきます。
機械は強制的に身体を動かします。その動きが身体に合わなければ、身体状況の悪化原因ともなります。
また、「介護ベッドの機能を動かすと身体がつらい」と思うようになれば、機能を使わなくなります。
介護ベッドは機種によって特徴がありますから、ケアプランにあった1台を選んで使いこなしましょう。
4 ケアプラン、身体状況に合わせてベッドを調節しましょう
身体状況を見極め、介護ベッドを使ってどのような生活をしたいのかというケアプランは要介護度が同じ方でも違います。
また身体状況が似ている方でも、身長や肩幅、足の長さといったサイズは異なります。介護ベッドは洋服や靴のように、身体に合わせて調節できると、より使いやすくなります。
介護ベッドを使う方の身体サイズに合わせて調節するフィッティングは難しくても、身体サイズにしっかりとマッチするモデルを探すことはできます。
そしてケアプランによって機能の組み合わせを考えることはとても大切なことです。
まとめると・・・
(1)要介護度ではなく、ケアプランで介護用品はえらぶこと。
(2)機能は使い方に合わせて探すこと。
(3)身体を道具にではなく、ケアプランに道具を合わせましょう。
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