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市川先生の介護コラム
最適な自立支援を提案するためのアドバイスをお届けします。
市川先生 PROFILE
東京都補装具研究所で福祉用具の研究開発を手がける。1997年から東京都福祉機器総合センターで主任技術員、2001年に福祉技術研究所を立ち上げる。福祉用具の選び方について執筆やテレビ出演も多い。国際福祉機器展においては、セミナー講師を務め、ケアマネージャー・ヘルパーからも高い信頼を集めている。
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COLUMN13
適合技術の最新事情 第1回
介護ベッドの可動位置を身体に合わす調整技術
1 背上げして過ごす時間を考えます
介護ベッドを使う目的を整理してみましょう。ベッドからリビングや椅子などへ離床して生活することが困難な方はベッドでの生活時間が長くなります。
そのため背上げ機能を使って座姿勢で食事をしたり、くつろぐことを想定したケアプランとなります。
この場合、介護ベッドには適切な座姿勢で身体への負担が少なくくつろげる機能が求められます。
利用者の体型や身体の状態などはそれぞれですから、個別対応で調節することが求められます。
2 適切な姿勢で座れるベッドを選びます
介護ベッドでくつろぐケアプランの方は背上げと膝上げ機能を備えた介護ベッドを選びます。とくに30分以上続けて背上げした姿勢を続ける方には配慮が必要です。
背上げしたときに、ベッドが適切な座姿勢を保持できることが大切です。
筋力で健康な座姿勢を保てない方については、とくにベッドの姿勢保持の機能が重要となります。
悪例ですが、背上げ、膝上げ機能を使って立て膝した座姿勢になったとき、身体とマットレスの折れ具合が合わず、足や身体とマットレスの間にすき間が生じることがあります。これではベッドでは適切な座姿勢を維持できません。
3 ベッド選びや調節は大腿部の長さに注目します
身長や体型、身体の状態は人それぞれです。そのため座姿勢で使用する介護ベッドは、靴のサイズを選ぶように身体と合わせることが大切です。とくに大腿部の長さと膝上げ位置が合っているか確かめます。
膝上げ位置を調節できる介護ベッドでは利用者の身体にベッドをフィットさせることができます。
利用者から見て、膝上げ位置が自分の膝よりも遠い場合、腰が前へズレ出てしまうズッコケ座りになりやすいです。
膝上げの位置が近い場合、姿勢への影響はより少ないです。しかし身体を支えるマットレスの面積が少なくなるため、身体への負担は大きくなります。
4 起き上がりに使う場合
膝上げ位置に配慮が必要な方は、背上げして生活するというケアプランの場合です。
介護ベッドを起き上がりや立ち上がり支援で使うというケアプランの方は、膝上げ位置と身体サイズの関係について配慮する必要はありません。
ただし、起き上がりや立ち上がり支援に介護ベッドの機能を使う場合ではマットレスのサイズやマットレス高などに配慮すること大切です。(詳細は次項で)
まとめると・・・
(1) 「背上げしてくつろぐ」ケアプランの方は膝上げ位置に注意しましょう
(2) 正しい姿勢でくつろげるよう身体のサイズにベッドを合わせます
(3) ズッコケ姿勢にならない膝上げ位置であることが重要
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