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市川先生の介護コラム
最適な自立支援を提案するためのアドバイスをお届けします。
市川先生 PROFILE
東京都補装具研究所で福祉用具の研究開発を手がける。1997年から東京都福祉機器総合センターで主任技術員、2001年に福祉技術研究所を立ち上げる。福祉用具の選び方について執筆やテレビ出演も多い。国際福祉機器展においては、セミナー講師を務め、ケアマネージャー・ヘルパーからも高い信頼を集めている。
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COLUMN14
適合技術の最新事情 第2回
立ち上がり、起きあがりやすいベッドサイズ
1 立ち上がりと寝返り
背上げ機能やベッド柵を使うことで起き上がりなどの動作を支援できます。このとき、どんな動作をするのが困難なのか、見極めることは介護ベッド選びで大切。ベッドに関わる、「起き上がり」「寝返り」「立ち上がり」という3動作ごとに必要となるベッド機能は異なるからです。
動作ごとで相反するベッド機能が必要になることもあります。そのためどの動作でいかなるベッド機能の補助が必要なのか優先順位を整理しなければベッド選びは調節などはできません。
2 寝返りしやすい介護ベッド
肩や腰を引くようにして寝返ることができる方(元気な人)は寝返るスペースがあればどのようなサイズのマットレスでも使えます。
配慮が必要なのは丸太のようにゴロリと身体を回転させて寝返る方で、マットレス幅の広いワイドサイズが最適です。しかしマットレス幅が広くなるほどベッド柵を掴みにくくなります。起き上がりでベッド柵が必要な方のマットレス選びは慎重に動作を観察して行います。
3 起きあがりやすい介護ベッド
横向きに寝た姿勢(側臥位)から、下側の肘と手でマットレスを押すように起きあがるのが一般的な起き上がり動作です。
この場合、マットレス幅が狭すぎると肘や手をつくスペースが不十分となります。また、起き上がり動作のしやすさだけを考えると、柔らかめのマットレスの方が腹筋を使いやすいためおすすめです。
しかし柔らかいマットレスほど身体が沈み込み寝返りしにくくなります。起き上がりよりも寝返りの補助を必要とするかたは固めのマットレスを選ぶことになります。
4 立ち上がりやすいマットレス巾
ベッドから立ち上がるときは、まずベッドの端に座ります。この端座位になるためには、上向き寝(行臥位)から横向き(側臥位)に寝返り、足を床へ下ろします。
側臥位になったとき、曲げた膝がマットレスから少しはみ出すほどのマットレス幅なら身体の位置を動かすことなく足を下ろして端座位となれます。立ち上がりへの動作がしやすくなります。
しかしマットレス巾を選ぶときは「起き上がり」や「寝返り」のしやすさも考え、どの動作を優先するか検討することが大切です。
まとめると・・・
(1) 補助の必要な動作の優先順位を整理すること
(2) 多くの場合、ワイドサイズの固めなマットレスが寝返りしやすい
(3) 起きあがりやすさで選べば柔らかめのマットレス
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