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東京都補装具研究所で福祉用具の研究開発を手がける。1997年から東京都福祉機器総合センターで主任技術員、2001年に福祉技術研究所を立ち上げる。福祉用具の選び方について執筆やテレビ出演も多い。国際福祉機器展においては、セミナー講師を務め、ケアマネージャー・ヘルパーからも高い信頼を集めている。
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身体に合わない車いすに乗り続けることで2次障害が起こるケースがあります。多い問題はじょくそうです。また脊椎の変形もよく見られます。
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2次障害は座姿勢の悪さに起因します。そのため適切な姿勢で座っていられる車いすを使うことがとても大切です。身体のサイズや障害の具合、走行方法などに合わせて車いすを調節したり、機能やサイズを選びます。
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骨盤が倒れているズッコケ姿勢になると仙骨に圧力が集中してじょくそうになることが多くあります。このズッコケ姿勢になることを防ぐには座面にお尻がすっぽり収まる凹みをつくって、腰が前にズレ出るのを防ぐ工夫が効果的です。
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凹みの縁がお尻が前方へズレ出るのをせき止めるアンカーとして機能します。この工夫はアンカー機能付きのクッションを使うことで実践できます。
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座面を背もたれ側に下げる(斜めにする)ことでズッコケ姿勢の防止は可能ですが、この場合は重心を前方に崩しにくくなりため立ち上がりや移乗がしにくくなってしまいます。
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ズッコケ姿勢になるとバランスを取るために頭が前に出ます。そして背中が丸まります。その姿勢で身体が固まってしまう円背の原因ともなります。
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これを予防するには座面に深く腰掛けて、上肢を支えられるよう背もたれの角度を骨盤に合わせて調節します。
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すでに円背の方は、この姿勢を車いすで矯正することはできません。背中の湾曲に合わせて背もたれ角度を調節し悪化を防ぎます。
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背もたれを丸くする調節は1枚スリングの背もたれではできません。多段階で背もたれを調節できる車いすが必要です。
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悪い姿勢で車いすに座り続けると身体が横方向に歪む側湾が起こります。とくに片麻痺の方は左右の筋緊張バランスが悪く、側湾になりやすいため配慮が必要です。
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側方支持の工夫をして側湾を予防します。また座面巾が身体サイズよりもゆとりのある車いすは側湾になりやすいため、身体に合ったサイズの車いすを選びます。
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筋力が低下しており自身の筋力で座姿勢を保つことが難しい方は背もたれを倒し気味にして側方や背面支持の工夫することになります。
(1)
座面にアンカーをつくってズッコケ姿勢を防ぐ
(2)
背もたれ角度を骨盤に合わせる
(3)
身体より幅広座面の車いすに乗らない